ボイラー溶接士の資格種別は取り扱う溶接部の厚みで2つに分類され、それぞれ「普通ボイラー溶接士」と「特別ボイラー溶接士」となります。
ボイラー及び圧力容器の製造・メンテナンスには溶接技術が必要となり、その溶接部分が25mm以下であれば普通ボイラー溶接士の資格費が必要となり、特別ボイラー溶接士の資格では厚さの制限はない。
それぞれの資格に関して受験の際には実務経験による受験資格が必要となり、普通ボイラー溶接士であれば「1年以上の溶接作業の経験があるもの」とされ、特別ボイラー溶接士であれば「普通ボイラー溶接士免許を受けた後1年以上ボイラー又は第1種圧力容器の溶接作業の経験があるもの」とされます。
※経験=ガス溶接、自動溶接を除く
試験方法としては学科試験だけではなく実技試験もある。
難易度及び合格率等の考察
ボイラー溶接士の国家資格としての難易度は一般的なもので、その合格率は比較的高いといえる。
学科試験及び実技試験はそれぞれ普通ボイラー溶接士よりも特別ボイラー溶接士のほうが若干合格率が高くなっていますが、これは試験自体の難易度が異なること以上に特別ボイラー溶接士の試験を受けるためには普通ボイラー溶接士に合格し、1年以上の経験を積んでからチャレンジすることになるため知識及び技能がまかなわれることが大きい。
普通・特別とも例年受験者数はそれほど多くない。
ボイラー溶接士試験の各種情報
合格率 | 普通ボイラー溶接士:65%前後 特別ボイラー溶接士:80%前後 |
難易度 | 一般的 |
試験科目 | 学科試験
実技試験
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試験方法 | 学科試験及び実技試験 |
試験実施機関 | 財団法人安全衛生技術センターhttp://exam.or.jp/ |
受験手数料 | 学科:6800円 普通実技:18900円 特別実技:21800円 |
試験日 | 地域により異なる |
合格発表日 | : |
合格後 | : |