工事担任者(ネットワーク接続技術者)

工事担任者(ネットワーク接続技術者)

工事担任者(ネットワーク接続技術者)とは総務省管轄の国家資格で、電気通信回線に端末設備を接続するために必要な資格です。

情報通信系の工事をする上で必ず必要となる資格ですので例年受験者数は多く、またIT系の企業などで基本情報技術者試験と並び、始めに取るべき資格とされることも多い。

また昨今の情報通信機器やネットワークの高度化・複雑化に伴い、インフラ技術の重要性が見直されている現在では、情報通信のスペシャリストとして工事担任者(ネットワーク接続技術者)の需要は年々高まっている。

工事担任者試験の受験に際し、学歴及び実務経験等による受験資格は必要なく、誰でもが受験することが出来る。

難易度及び合格率等の考察


工事担任者試験の国家資格としての難易度は一般的な難しさですが、その合格率はその年度によってバラつきが大きい。

問題の出題傾向が突然変わることがしばしばあるため、問題が難しい年度と簡単な年度があり、合格率が低い年度では10%前後だったのに同じ科目でも簡単だった年度では50%近くの合格率になることもある。

また、工事担任者の種別としてAI(アナログ)とDD(デジタル)でそれぞれ一種~三種まであり、AI/DD双方を兼ね備えた「総合種」まであわせると7種類になりますが、いつでも三種が合格率が高く総合種が合格率が低くなるわけではなく、年度によっては総合種と合格率が入れ替わることもあります。

言い方は悪いですが、難易度はその年の「運」でもあるように思います。

しかしながら、実際その7種類の問題を見比べても難しさに大差はありませんし、年度によってバラつきが大きいので最初からAIとDDを兼ね備えた「総合種」にチャレンジするといいかもしれません。

工事担任者試験に関する情報量や問題集・参考書などは非常に豊富で情報通信系のスクールなどでも工事担任者資格取得に向けた講座などもあり、皆さんのスタイルに合った学習方法で合格を目指すことができます。

多くの方は問題集だけで合格されているようですが、情報通信について深く知識を身に付けたい方は参考書などもあわせて利用するといいと思います。

工事担任者試験の受験者数は例年非常に多く、上記のグラフ上の人気度のパラメータは高めの数値で表しており、またネットワーク接続に関する技術者を求める声は多く、幅広い企業や現場などでとても高いニーズを誇る資格でもあります。

工事担任者(ネットワーク接続技術者)試験の各種情報

合格率 20~40%前後
※年度により大きく異なる
難易度 一般的
試験科目
  • 電気通信技術の基礎
  • 端末設備の接続のための技術及び理論
  • 端末設備の接続に関する法規
試験方法 四肢択一によるマークシート方式
試験実施機関 財団法人日本データ通信協会
受験手数料 8700円
試験日 5月及び11月
合格発表日 試験後およそ3週間後
合格後

資格者証種別による工事の範囲について

工事担任者資格者証の種別によって端末設備の接続に関する工事及び監督ができる範囲が異なり、それぞれは下記の通りとなっています。

  • AI第一種・・・アナログ伝送路設備(アナログ信号を入出力とする電気通信回線設備をいう。以下同じ。)に端末設備等を接続するための工事及び総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事
  • AI第二種・・・アナログ伝送路設備に端末設備等を接続するための工事(端末設備等に収容される電気通信回線の数が、50以下であって内線の数が200以下のものに限る。)及び総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事(総合デジタル通信回線の数が毎秒64キロビット換算で50以下のものに限る。)
  • AI第三種・・・アナログ伝送路設備に端末設備を接続するための工事(端末設備に収容される電気通信回線の数が、1のものに限る。)及び総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事(総合デジタル通信回線の数が基本インターフェースで1のものに限る。)
  • DD第一種・・・デジタル伝送路設備(デジタル信号を入出力とする電気通信回線設備をいう。以下同じ。)に端末設備等を接続するための工事。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
  • DD第二種・・・デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が、毎秒100メガビット(主としてインターネットに接続するための回線にあっては、毎秒1ギガビット)以下のものに限る。)ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
  • DD第三種・・・デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒一ギガビット以下であって、主としてインターネットに接続するための回線に係るものに限る。)ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
  • AI・DD総合種・・・アナログ伝送路設備又はデジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事