移動式クレーン運転士とは吊り上げ荷重が5トン以上となる移動式クレーンを運転するために必要な労働安全衛生法によって規定されている厚生労働省管轄の国家資格です。
建設の現場だけでなく、港湾での荷受など幅広い活躍の場があり、移動式クレーンに関する運転技術と知識を必要とする。
試験は筆記試験及び実技試験によって行われ、受験するため実務経験や学歴等による受験資格は必要ないため誰でもが受験することが可能です。
難易度及び合格率等の考察
移動式クレーン運転士試験の国家資格としての難易度は一般的な難しさで、合格率はおよそ75%前後となっております。
この合格率は学科試験の合格率であり、実技試験に関しては普段の業務などで移動式クレーンの操作に携わっている方であれば、試験中によほどの危険行為をしない限りは合格できるといわれている。
つまり操作経験者であれば概ね合格しているといえる。
試験や受験に関する情報量は比較的少なめですが、問題集や参考書等はある程度の種類が存在しますので、それらによって独学でも十分に合格を目指すことは可能です。
ただ、やはり実技試験は独学というわけにはいきませんので、実務によって経験を積むか教習所・クレーン学校などで練習をする必要がある。
移動式クレーン運転士試験の各種情報
合格率 | 75%前後 |
難易度 | 一般的 |
試験科目 | 学科試験
実技試験
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試験方法 | 筆記及び実技 |
試験実施機関 | 財団法人安全衛生技術試験協会 |
受験手数料 | 学科:6800円 実技:11100円 |
試験日 | 隔月 |
合格発表日 | : |
合格後 | : |
その他の情報
実技試験については、学科試験と同じく安全衛生技術センターで受験する方法と、また別に指定登録教習機関において揚貨装置運転実技教習を修了するという方法もありますが、どちらの方法においても修了試験が必要となる。