システムアーキテクト

システムアーキテクト

システムアーキテクトとは、情報処理技術者試験の1区分であり経済産業省管轄の国家資格です。

主にシステム開発設計に携わる者を対象とし、情報システムの構造設計及び要件定義、また組み込みシステムの要件を調査・分析を行い仕様の決定などを行う。

システムアーキテクト試験を受験するにあたり、年齢や実務経験または学歴等による受験資格は必要なく、誰でもが受験することが可能です。

システムの開発及び設計に関して実務レベルの技術的な知識だけではなく、指導能力をも問われるため比較的難易度は高い。

難易度及び合格率等の考察


システムアーキテクト試験の国家資格としての難易度は高く、その合格率は12%前後と非常に狭き門です。

同じ高度情報処理技術者試験の中でも特に難易度が高いといわれる「ITストラテジスト」「プロジェクトマネージャ」「システム監査」などと比較すると多少は合格への難易度も下がるかもしれませんが、やはりシステムアーキテクトも十分に難易度が高い試験であると思っておいた方が良いでしょう。

受験や試験に関する情報量は非常に多く、様々なスタイルで合格に向けた勉強に取り組めることかと思います。

高度IT人材として様々な業種においてとてもニーズの高い資格であり、システム全体を包括した指導・調整を行う立場となるのでシステムアーキテクトの資格を持つことは高い評価を得ることが出来るでしょう。

システムアーキテクト試験の各種情報

合格率 12%前後
難易度 高い
試験科目 午前Ⅰ

  • 基礎理論
  • コンピュータシステム
  • 技術要素
  • 開発技術
  • マネジメント系
  • サービスマネジメント
  • システム戦略
  • 経営戦略
  • 企業と法務

午前Ⅱ

  • コンピュータシステム
  • 技術要素
  • 開発技術
  • システム戦略

午後Ⅰ・Ⅱ
〔情報システム〕

  • 1.約・合意に関すること
  • 2.企画に関すること
  • 3.要件定義に関すること
  • 4.開発に関すること
  • 5.運用・保守に関すること
  • 6.関連知識

〔組込みシステム〕

  • 1.機能要件の分析、機能仕様の決定に関すること
  • 2.機能使用を満足させるハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定に関すること
  • 3.汎用的モジュールの利用に関すること
試験方法 午前:マークシート方式 午後:記述式・論述式
試験実施機関 情報処理推進機構
受験手数料 5100円
試験日 10月
合格発表日
合格後

その他の情報

情報処理推進機構において、システムアーキテクトに対して期待する技術的な水準として下記のように記述されています。

期待する技術水準
システムアーキテクトの業務と役割を円滑に遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。

〔情報システム〕

  • (1)情報システム戦略を正しく理解し、業務モデル・情報システム全体体系を検討できる。
  • (2)各種業務プロセスについての専門知識とシステムに関する知識を有し、双方を活用して、適切なシステムを提案できる。
  • (3)企業のビジネス活動を抽象化(モデル化)して、情報技術を適用できる形に再構成できる。
  • (4)業種ごとのベストプラクティスや主要企業の業務プロセスの状況、同一業種の多くのユーザ企業における業務プロセスの状況、業種ごとの専門知識、業界固有の慣行などに関する知見をもつ。
  • (5)情報システムの実現方式、開発手法、ソフトウェアパッケージなどの汎用的なシステムに関する知見をもち、適切な選択と適用ができる。
  • (6)OS、データベース、ネットワークなどにかかわる基本的要素技術に関する知見をもち、その技術リスクと影響を勘案し、適切な情報システムを構築し、保守できる。
  • (7)情報システムのシステム運用、業務運用、投資効果及び業務効果について、適切な評価基準を設定し、分析・評価できる。
  • (8)多数の企業への展開を念頭において、ソフトウェアや、システムサービスの汎用化を検討できる。

〔組込みシステム〕

  • (1)対象とする組込みシステムが用いられる環境条件や安全性などの品質要件を吟味し、実現すべき機能仕様を決定できる。
  • (2)対象とする組込みシステムの機能仕様に基づき、ハードウェアとソフトウェアの適切な組合せを設計し、それぞれの要求仕様としてまとめることができる。
  • (3)リアルタイムOSに関する深い知識と汎用的なモジュールに対する知識を有し、ソフトウェア資産の再利用可能性の検討や、適切な活用ができる。