弁理士

弁理士

弁理士とは、特許や商標登録・実用新案または意匠などの権利を
守る専門家であり、特許庁への申請代行などを主な業務としています。

また、弁理士は日本の法律における「弁理士法」によって規定されている
産業財産権等に関する業務を行うための有資格者をいいます。

当該試験は広大な特許法や実用新案法から意匠法や不正競争防止法など
多くの法律を身に付けなければなりませんので、その試験難易度は非常
に高く、日本国内における国家資格の中でも有数の難易度を誇ります。

弁理士に関して一般的なイメージでは技術士と並び「理系の資格の最高峰
との呼び名もあるようですが、実際の弁理士は当然法律の試験がメインです
ので、文系の方にも十分にチャレンジの価値はありますし、また法学の知識
があれば学習も取り組みやすいのではないでしょうか。

難易度及び合格率等の考察


弁理士試験の国家資格の難易度は前述しましたが、日本の国家資格の中でも
最高峰に位置している資格であり「超難関」とカテゴライズしており、また
その合格率は8%前後と極めて低い。

受験及び試験に関する情報量は比較的豊富で、様々なスクールや参考書
問題集などもありますし、自分自身のスタイルに見合った手段によって
独学での合格も不可能ではないでしょう。

弁理士試験の各種情報

合格率 8%前後
難易度 超難関
試験科目 短答式筆記試験(五枝択一によるマークシート)

  • 工業所有権(特許、実用新案、意匠、商標)に関する法令
  • 工業所有権に関する条約
  • 著作権法
  • 不正競争防止法

論文式筆記試験

  • 必須科目:工業所有権に関する法令(特許・実用新案に関する法令、意匠に関する法令、商標に関する法令)
  • 選択科目:理工I(工学)、理工II(数学・物理)、理工III(化学)、理工IV(生物)、理工V(情報)、法律(弁理士の業務に関する法律)

口述試験

  • 工業所有権に関する法令(特許・実用新案に関する法令、意匠に関する法令、商標に関する法令)
試験方法 五枝択一によるマークシート試験及び論文試験、口述試験
試験実施機関 特許庁
受験手数料 12000円
試験日
  • 短答式:5月
  • 論文式:6~8月
  • 口述:10月
合格発表日 最終発表は11月
合格後

その他の情報

弁理士についての目的と定義及び職責について「弁理士法」では
総則の中で下記のように規定されております。

総則

(目的)
  • 第一条  この法律は、弁理士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、工業所有権の適正な保護及び利用の促進等に寄与し、もって経済及び産業の発展に資することを目的とする。
(定義)
  • 第二条  この法律で「国際出願」とは、特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律 (昭和五十三年法律第三十号)第二条 に規定する国際出願をいう。
  • 2  この法律で「国際登録出願」とは、商標法 (昭和三十四年法律第百二十七号)第六十八条の二第一項 に規定する国際登録出願をいう。
  • 3  この法律で「回路配置」とは、半導体集積回路の回路配置に関する法律 (昭和六十年法律第四十三号)第二条第二項 に規定する回路配置をいう。
  • 4  この法律で「特定不正競争」とは、不正競争防止法 (平成五年法律第四十七号)第二条第一項 に規定する不正競争であって、同項第一号 から第九号 まで及び第十二号 から第十五号 までに掲げるもの(同項第四号 から第九号 までに掲げるものにあっては技術上の秘密(秘密として管理されている生産方法その他の事業活動に有用な技術上の情報であって公然と知られていないものをいう。以下同じ。)に関するものに限り、同項第十三号 に掲げるものにあっては商標に関するものに限り、同項第十四号 に掲げるものにあっては特許、実用新案、意匠、商標若しくは回路配置に関する権利又は技術上の秘密についての虚偽の事実に関するものに限る。)をいう。
  • 5  この法律で「特定侵害訴訟」とは、特許、実用新案、意匠、商標若しくは回路配置に関する権利の侵害又は特定不正競争による営業上の利益の侵害に係る訴訟をいう。
  • 6  この法律で「特許業務法人」とは、第四条第一項の業務を組織的に行うことを目的として、この法律の定めるところにより、弁理士が共同して設立した法人をいう。
(職責)
  • 第三条  弁理士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。