水先人

水先人

水先人とは、港湾等において船舶が入港するときに
適切に水路へと導く、船舶を安全かつ効率的に導く
専門家のです。

水先人となるための免許を取得するには国土交通省
管轄の国家試験に合格しなければならず、海上環境
の幅広い知識を求められる。

また、水先人には免許の種類により水先業務のできる
船舶において制限があり、それぞれ下記のようになって
おります。

  • 一級水先人 – 制限なし
  • 二級水先人 – 上限5万トンまでの船舶、但し危険物積載船は上限2万総トンまで
  • 三級水先人 – 上限2万トンまでの船舶、但し危険物積載船は不可

水先人免許を取得するための当該試験を受験するため
には養成施設での履修や実務経験が必要となり、船舶
の安全を守る重要な責務をもつ業務であることから、
受験資格を得ること自体に膨大な時間と経験が必要と
なる。

難易度及び合格率等の考察


水先人試験の国家資格としての難易度は一般的とカテゴライズ
しており、その合格率は80%前後と高い数値になっておりますが
水先人試験を受けるための受験資格が大変な道のりですので
時間と労力の積み重ねの末にある締めくくりとなる試験です
から自ずと合格率は高いのかもしれません。

受験や試験に関する情報量は少なく、また水先人試験にチャレンジ
する受験者数も極めて低い

水先人試験の各種情報

合格率 80%前後
難易度 一般的
試験科目 身体検査

  • 身体検査に合格したもののみが筆記・口述試験を受けることが出来る

筆記試験

  • 海上事故予防法規
  • 海上交通安全法
  • 操船知識
  • 気象知識
  • 港湾知識

口述試験

  • 気象・海象知識
  • 水深、距離、障害物、航路標識等の知識
  • 操船知識
  • 国際通信信号知識
  • 条例、規則
  • 英会話
  • 一次試験範囲の応用問題
試験方法 身体検査及び学科試験(筆記、口述)
試験実施機関 財団法人海技振興センター
受験手数料 9700円
試験日 年3回程度であり年度により異なる
合格発表日 概ね試験から2週間後
合格後

その他の情報

1級水先人となるために3級水先人を取得するところからはじめて
徐々にステップアップしていくとすると、下記のような順序で
1級水先人になることが出来ます

  • 3級海技士(航海)以上の資格を取得する

    ↓

  • 総トン数1000t以上の船舶(水平区域を除く)で、1年以上船長または航海士として乗船経験もしくは1年以上練習線による実習を受けた経験を習得

    ↓

  • 登録水先人養成施設等において「3級水先人養成過程(2年6ヶ月)」を修了する

    ↓

  • 3級水先人試験を受験し、合格の上3級水先人免許を取得する

    ↓

  • 3級水先人として2年以上の実務経験を積む

    ↓

  • 登録水先人養成施設等において「2級水先人養成過程(6ヶ月)」を修了する

    ↓

  • 2級水先人試験を受験し、合格の上2級水先人免許を取得する

    ↓

  • 2級水先人として2年以上の実務経験を積む

    ↓

  • 登録水先人養成施設等において「1級水先人養成過程(3ヶ月)」を修了する

    ↓

  • 1級水先人試験を受験し、合格の上1級水先人を取得する

上記のステップアップの方法は一例であって、指定規模の船舶による
船長または航海士としての実務経験などによって踏むべき手順も変わ
りますので、上記の手順はあくまで「一例」と捉えてください。