揚貨装置運転士とは、船舶に取り付けられたクレーン設備及び
デリックを運転操作するものを言い、また労働安全衛生法によって
定められている厚生労働省管轄の国家資格です。
試験に合格した上で免許の交付を受けることによって制限荷重
5t以上を含めたすべての揚貨装置を運転し操作することができ
るようになります。
港湾の現場などで活躍し、主に積み荷を陸から船舶へまた
船舶から陸への積載貨物の積み替え荷役作業を行い、クレーン
操作における確かな技術と知識を求められます。
難易度及び合格率等の考察
揚貨装置運転士試験の国家資格としての難易度は一般的で
合格率は75%前後と高く、実技試験においてはよほどの
危険操作をすることが無ければ落とすことはないでしょう。
(クレーン装置等の経験が必要)
受験や試験に関する情報量は少なめで、毎年の受験者数が
少ないことからグラフ表記上の人気度は低めに表しています。
船舶関係での業種において従事できる職種の幅が広がること
や、評価の向上が期待できるでしょう。
揚貨装置運転士試験の各種情報
合格率 |
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難易度 | 一般的 |
試験科目 | 学科試験
実技試験
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試験方法 | 筆記及び実技 |
試験実施機関 | 財団法人安全衛生技術試験協会 |
受験手数料 |
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試験日 | 年に1~2回 |
合格発表日 | 概ね試験日から10日以内 |
合格後 | : |
その他の情報
実技試験については、学科試験と同じく安全衛生技術センターで
受験する方法もありますが、また別に指定登録教習機関において
揚貨装置運転実技教習を修了するという方法もありますが、やはり
この場合においても修了試験が課せられます。